”花 紀 行”
保護活動のおかげで増えつつあるとのことでした。花期には
まだ早いものの8株ほどが花を咲かせていました。
ハナシノブの仲間の区別は難しいです。とりあえずは生息地で分けることからスタートです。
カラフトハナシノブは花冠の裂片が尖らず、蕚は中裂し、礼文島に産するとされています。
その花序が詰まった型がレブンハナシノブとされています。 礼文島の風衝地に産します。
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<カラフトヒロハテンナンショウ>
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<タカネグンバイ?>
海岸への道は花に満ちています。
時間があればいつまでも座っていたい場所です。
<オドリコソウ>
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ミヤマクロユリとは花の内側に網目模様がない点で異なります。
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コンロンソウの傍らに生えていましたが、葉が違っていました。
本種が候補に挙がりましたが、葉の切れ込みがないので?です。
好きな花の一つです。なんとも不思議な形の花です。
エゾノクモキリソウやベニバナヤマシャクヤクも探したのですが、
残念ながら見つかりませんでした。
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これらの仲間は蛇紋岩の礫地で見られる植物です。
通常は亜高山帯といわれるような山地ですが、この地は
林道沿いのガレ場です。
山が崩れ、それとともに種が林道沿いまで落ちてきたのでしょうか。
<スズムシソウ>
<サクラソウモドキ>
エゾキスミレの変種で、葉の縁や葉脈に毛があります。
葉幅はより広いです。
崕山に限らず、分布域は広いようです。
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<チシマフウロ>
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<フタナミソウ>
<カラフトゲンゲ>
綺麗な花をご紹介しましょう。海辺に出たときに振り返った崖に生えていました。
見上げると、上の方までちらほらと赤い色が見えます。
もう少し近いとアップで綺麗な色を出せたかもしれませんが、実物はもっともっと綺麗でした。
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目立たない両種です。 どこにでもみられるわけではありません。
<レブンソウ>
礼文の名がつくコザクラです。日当たりのいい場所では終わって
いるものもありましたが、中腹陰地ではまだまだ元気です。
<ネムロシオガマ>
<ハクサンチドリ>
<シロバナハクサンチドリ>
” 〜 花の島 礼文島へ 〜 ”
宗谷岬を観光しました。 「日本最北端の地」と記されています。
<オオナルコユリ>
<センダイハギ>
” 〜 海岸植物・原生花園の植物 〜 ”
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<エゾイチゲ>
<ヒメギフチョウ>
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<エゾエンゴサク>
<エゾタカネニガナ>
<エゾキケマン>
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北海道のキケマンは本種だけです。
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<レブンアツモリソウ>
” 〜 一人旅 森閑とした森へ 〜 ”
直径が1センチにも満たない小さな花です。
風に揺れ撮りづらかったです。
セリ科は難しいのですが、オオカサモチだと思います。
今回は、主に道北方面を巡ることにしました。
やはり一度は見ておきたいレブンアツモリソウの花期に合わせ、この時期見られる花の情報を集めました。
しかしながら、テシオコザクラは生育地に熊が出没し、今年度は入山禁止になってしまいました。
夕張岳は、積雪が多いのと崩落があり、林道の開放が間に合いませんでした。
一方で、植物保護のため入山禁止になっている崕山のモニター登山に参加できることになり、最大の楽しみになりました。
この花旅で撮影した花を、ざっと紹介させていただきました。 これら以外にも多くの花がみられました。 ミヤマオダマキの大群生、アサギリソウと思われる大株(未開花)、イワベンケイ、エゾノリュウキンカ、カキツバタ、 コバイケイソウ、ルイヨウショウマ、アイヌタチツボスミレ、その他・・・・・・。 まだ同定できていない数々の花たち・・・・・・ 花との出逢いの多い花旅でした。 そして、人との出会いも・・・・・・ 1年ぶりでお会いしたお二人には、またも心のなごみをいただきました。 礼文を一緒に歩き始めたご夫婦は、奥様が望んで来られたようです。ご主人のやさしさがよく分かりました。 民宿「はまなす」のあたたかいもてなしと、宿泊の方々との楽しい会話。 70歳にはとても見えない300名山到達者は、最初は取っ付き難かったが、帰りのフェリーでは時間を忘れるほど話が盛り上がりました。 崕山モニター登山をお世話して頂いた皆さま、ほんとは代わってほしいと(冗談に)ぼやく会長〜でも、最も崕山を愛する会長。 今回も多くの方にお会いして、いろいろな想いをいただきました。ありがとうございました。 (紹介した花は、順次個別にアップしていきます。筆が遅いので時間がかかりそうですが・・・) |
<エゾグンナイフウロ → チシマフウロ>
<ヒメナツトウダイ>
<カマヤリソウ>
アポイ岳でもみられた両種です。
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<キリギシアズマギク>
<ケエゾキスミレ>
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キンポウゲ科ですから、花弁に見える黄色は蕚片です。
花弁は蕚片の内側にあり、へら状です。
雄しべはさらにその内側にあります。
花弁が雄しべより明らかに長いのが、本種の特徴です。
<カラフトハナシノブ/レブンハナシノブ>
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<チシマキンレイカ>
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画像にポインターを置いてください
そして、そして、超貴重な植物です。 ”フタナミソウ”
おおよその生育地を聞いてきましたが、みつかるかは全く未知数でした。目を粉にしながら黄色い花を探しました。
あれかなと思うものの、肉眼では確認できません。48倍ズームカメラのファインダーを通して、一つ一つ探しました。
あった〜〜!
48倍ズームを使って、しっかり固定して撮りました。安心できない高倍率カメラなので写っているか不安でしたが、
宿に帰ってPCに取り込むと何とか葉の形が確認できました。
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<ヒメゴヨウイチゴ>
利尻富士を背景にした絶好の撮影ポイントがありました。いくつか続き、じっくりと撮影したいところでしたが、
まだ行程は続きます。歩を進めなくてはなりません。また来て、ゆっくり過ごしたいと思った道です。
<レブンコザクラ>
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<エゾイヌナズナ>
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色はさまざまでした。思いっきり紫色が濃いものや紫色とピンクの
混ざるもの、白花は2株見つかりました。
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<クロユリ>
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<ヒナギク>
<ホロムイイチゴ>
原生花園では、イソツツジとホロムイイチゴが
盛りです。
草陰にはオオバタチツボスミレがちらほらと
見られました。
ヤチヤナギは終わって実になっていました。
ネムロコウホネは、まだ花がありませんでした。
観察を期待していたテシオコザクラは、熊が
出没し車が襲われる被害が2度あったため、
本年度の入山は禁止になってしまいました。
ご丁寧に観察地情報や熊出没・入山禁止に
なってしまったことのメールを頂いた I 様に
感謝申し上げます。
<エゾキスゲ>
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<オオサクラソウ>
<オクエゾサイシン>
2頭が戯れて飛び交う姿が見られました。
やはり、周辺には食草のオクエゾサイシンがありました。
<フギレオオバキスミレ>
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<コテングクワガタ>
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蛇紋岩地に見られます。舌状花がニガナに比べて多いです。
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岩壁にはこの花がびっしりとついていましたが、そのほとんどは
終わっていました。残り花です。
東北でもそうでしたが、
北海道のオドリコソウは皆白花でした。
熊よけの甲高い笛を吹きながらの観察です
” 〜 1年ぶりの出会い 〜 ”
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<ソラチコザクラ>
主な行程 東京自宅3:00-(関越道)-新潟港10:30-(フェリー)-小樽港 翌4:30着 札幌周辺花観察-留萌周辺花観察-海岸植物・原生花園観察-宗谷岬観光-稚内 稚内-(フェリー)-礼文島2泊 崕山モニター登山 苫小牧港18:45-(フェリー)-大洗港14:00-東京自宅19:00 |
レブンシオガマはヨツバシオガマよりも大型で、
花が10段以上輪生するものをいいます。
本画像のものは咲き始めで、これから大型化
していくものか、よく分かりません。
期待を込めてレブンシオガマの名をあてましたが、
ヨツバシオガマなのかもしれません。
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<シロバナシラネアオイ>
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<エゾワサビ>
葉の切れ込みが深く、葉先が鋭いものも見られたのでエゾグンナイフウロを
疑ったのですが、茎に開出毛がみられないので、チシマフウロのようです。
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崕山の石灰岩地に生え、葉が細長く、縁に毛があるのが特徴です。
ミヤマアズマギクは細分化されることがあり、アポイアズマギク、
ユウバリアズマギクの名も知られています。
石灰岩地の崕山に産する本種も、
別品種扱いしている図鑑もあるようです。
<レブンウスユキソウ>
上に移っている植物は何でしょうか???
イワベンケイの花後のようにも見えます。
まだ蕾でした。 あと2週間ほどかかりそうです。
サクラソウと区別がつくのか懸念していましたが、余計な心配でした。
葉はオオサクラソウに似ていますが、花は下向きで開かず、すぐに区別がつきました。
稜線の草地や林縁の草地でよく見られました。
林道沿いの礫地でみられました。最初は小株でしたが、次第に大株が現れるようになり、すっかり歩みが遅くなってしまいました。
白花もあるようですが、みつけることはできませんでした。
1.5メートルほどにもなります。
まだ出はじめでしょうか、高さは60センチほどでした。
帰化種です。原生花園の道沿いには、本種とセイヨウタンポポが
浸出していました。
<オオバタチツボスミレ>
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<イソツツジ>
毛はさほど多くないのでオオサクラソウとしました。
毛が多いエゾノオオサクラソウは
道東方面で多く見られます。
見たかったフギレオオバキスミレ。思いのほか葉が大きかったです。
森は森閑とし、清涼な風が流れます。 シラネアオイ、エゾノリュウキンカ、オオサクラソウ、エゾイチゲ、ミヤマスミレ、
スミレサイシンなどが見られ、ゆったりとした花観察を楽しみました。
情報を頂いた花仲間に感謝です。
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<カトウハコベ>
<エゾミヤマクワガタ>
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<シロバナカモメラン>
シロバナコテングクワガタにあたるかと思いましたが、
図鑑によれば花色は淡紫色から白となっています。
北海道の花散策ではいつもお世話になるご夫婦との再会です。お二人とも穏やかな心の持ち主で、一緒にいると心なごみます。
各所を案内していただきました。
<ホテイアツモリソウ>
<サルメンエビネ>
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北海道の各所でもよくみられました。トケンランはまだ蕾でした。
<コケイラン>
<クシロワチガイソウ>
なぜか、花は下向きに咲かず、上を向いていました。
自生のサルメンエビネを見るのは初めてです。
昨年、この森には大株が見られましたが、
消えてしまったとのことでした。
葉が生える根際は太く、5センチほどもありました。
<エゾノジャニンジン?>
<シラゲキクバクワガタ>
<チゴユリ>
この花は咲き始めがきれいです。
小田越への下り、樹林帯に入る手前には
沢山みられました。
早池峰山への登山は小田越から登り
河原坊に下った方が楽のようです。