サクラソウモドキ

サクラソウ科 サクラソウモドキ属

山地の林下、崖下などに生える多年草で、高さは15〜40センチ。葉は根元に集まり、柄には開出毛が密生し、腎円形で掌状に9〜13裂し、まばらに軟毛が生える。
花柄にも毛が多く、先に3〜8個の花をやや下向きに付ける。花冠は紅紫色で深く5裂し、裂片は斜開し、花柱が突き出る。花期は6月。北海道に分布する。

〜徒然想〜

エゾオオサクラソウと区別が付くか懸念していましたが、余計な懸念でした。全体的にはよく似ていますが、背丈がやや低く、細身で、何よりも花があまり開かず下向きに咲いています。エゾオオサクラソウとは全く違う花の姿でした。

海岸に向かう谷あいの道は、まさにお花畑です。ミヤマオダマキの青紫、キジムシロイワベンケイの黄色、ネムロシオガマやエゾイヌナズナの白、それぞれが群生状態で咲き乱れています。
その合間に見られるサクラソウモドキの赤は色鮮やかで、しばしば足を停めます。
花の浮島〜礼文島の花旅はもうしばらく続きます。

−同じ科の植物−
2013.6.12 北海道礼文島
2013.6.13 北海道礼文島 2013.6.12 北海道礼文島(画像にポインターをおいてください)
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