チシマフウロ |
フウロソウ科 フウロソウ属 |
亜高山帯から高山帯の草地に生える多年草で、高さ50センチほどになる。根生葉は多数あり、茎葉は1〜2個が互生、最上部は対生する。葉身は掌状で5〜7深裂し、裂片はさらに3出状に中裂する。表面と縁、裏面脈上に荒い毛がある。 花は紅紫色で直径2.5〜3センチ、茎頂に集散状に多くの花を付ける。花柄と小花柄に下向きの屈毛と開出するあらい毛を密生する。花期は67〜8月。東北の一部と北海道の限られた地に自生する。 花の色が淡いものはトカチフウロと呼ばれる。 〜徒然想〜 幅1mほどの沢の向こうには、鮮やかな紫色の花が立ち上がっていました。フウロソウ科であることは分かりますが、ハクサンフウロやタカネグンナイフウロとは様子が違います。少しごつい感じなので、きっとエゾの地特有の花だろうと、またもやうれしくなり撮影体勢に入ります。 少し前にエゾノリュウキンカの葉を教えてあげた若いカップルが背を過ぎて行きますが、今度は声をかけてくる様子はありません。夢中で撮影する私の姿に遠慮したのでしょうか。 夕張岳ではエゾグンナイフウロを疑いましたが、やはりチシマフウロのようです。 -同じ科の植物- |
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2007.7.12 北海道新十津川町(画像にポインターをおいて下さい) |
2007.7.12 北海道新十津川町 |
2013.6.16 北海道 | 2015.6.29 北海道夕張岳 |
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