ネムロシオガマ

ゴマノハグサ科 シオガマギク属

海岸近くの草地などに生える多年草で、高さは15〜30センチ。全体に軟毛が多い。葉は互生し、羽状に深裂し、裂片はさらに羽状に深裂し鋭い鋸歯がある。
花は淡黄白色で茎の先に多数付き、花冠は上唇が舟形で下唇より長く先が下向きに曲がる。花期は6〜7月。北海道北部、東部に分布する。

〜徒然想〜

礼文島訪問で、ぜひとも見たかった白いシオガマギクの花です。見ることができるか不安の中歩き始め、しばらくして見つけたときは本当にうれしかったです。
ネムロの名のとおり、根室地方でも見られるものの多くはないようです。(誤解でした。2015年撮影)
礼文島では比較的多く、海に向かう谷あいや広く開けた礫地や草地、車で移動中の崖に貼りつく姿や流れ落ちて崖下に群立する姿も見られました。

極めつきは、宿で教えてもらった秘密の花園です。海を見下ろす開けた草地では、ネムロシオガマがそこかしこに立ち上がり、レブンソウが赤い色を添えます。
ミヤマキンポウゲは遠くに近くに咲き乱れます。よく見るとレブンコザクラでしょうか、日当たりが良く終わってしまったようです。
これからも、この場所はいろいろな花が咲いては終えていくのでしょう。

−同じ科の植物−
2013.6.12 北海道礼文島
 2013.6.12 北海道礼文島
赤はレブンソウ
   2013.6.12 北海道礼文島
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