フタナミソウ

キク科 フタナミソウ属

 
 2013.6.13 北海道礼文島    2013.6.13 北海道礼文島(画像にポインターをおいてください)


山地の岩場や礫地などに生える多年草で、高さは10〜20センチ。葉は根元に集まり、広倒披針形〜狭倒卵形、厚くて光沢があり、切れ込みがない。
花は茎の先に1花付け、黄色で直径5センチほど、舌状花のみからなる。花期は6〜7月。北海道礼文島の固有種。


〜徒然想〜

古くからこの花の名を知っていて、いつかは見たいと思っていましたが、知るにつれ、この花を見ることは難しいことが分かってきました。盗掘などで大幅に数を減らしているのです。
宿の方に尋ねても、この花のことになると口が重くなってきます。

それでも、わずかなヒントを得て懸命に探しました。遠くの岩場も48倍ズームカメラを双眼鏡代わりに丹念に丹念に探しました。
そして、ようやく見つけたのが本画像のものです。 うれしかったー! 

ワンポイントからしか撮影できないので画像は少ないですが、特有な葉の様子が分かる画像が残せて、ほんとによかったと思っています。

なお、フタナミソウは肉眼ではまず確認できません。また、画像を詳細に見てみると、蕾の株が一つのほか、葉のみの株があるのが分かりました。

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   2013.6.13 北海道礼文島  
     
   2013.6.13 北海道礼文島