シラネアオイ
シロバナシラネアオイ

シラネアオイ科 シラネアオイ属

多雪地の山地、林縁、雪田周辺などに生える多年草で、高さは15〜30センチ。葉は下部の2個は長い柄があり、腎円形で掌状に5〜11に中裂し、不揃いの鋸歯がある。上部の1個は小さい。
花弁のように見える萼片は4枚で淡紫色、直径5〜10センチ。花期は5〜7月。本州中部地方以北〜北海道に分布する。
花が白色のものがあり、シロバナシラネアオイという。

〜徒然想〜

まだほとんどが雪に埋もれる栂池自然園の展望台では雪解けが始まっていました。待ちわびた花達が花を咲かせています。ミズバショウ、リュウキンカ、ショウジョウバカマ、シラネアオイ・・・。白馬の峰々を背景に、花たちがよく似合います。

シラネアオイは、日光白根山に群生があったところから名が付いたといいます。今はその群生も無くなってしまい、地元の人が懸命に保護に当たっているとようです。そんな話を聞くと、群馬県で見た花も植えられたものなのでしょうか。
リフトを降りた山裏に大株となって咲いていました。

その点北海道はさすがです。森に入るとすぐにこの花が見られるし、白花も見られます。自然そのままに咲き広がります。木漏れ日が射し、花がわずかに揺れる森閑とした森です。
そんな情景・雰囲気が伝わる写真が撮りたい・・・と思いながらも、つい花ばかりに目を向けてしまいます。反省の連続です。

-同じ科の植物-
2003.6.8 栂池自然園
 2011.6.18 群馬県    2013.6.16 北海道
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