山の写真・記録  〜大雪の山〜

 2007年7月9日(月)〜11日(水)

後旭岳

旭岳
 間宮岳



この山で出逢った花

大雪山の花旅の終わりにあたって

初めての北海道の花旅は、やはり花の宝庫と思われる大雪山を選んだ
期待に違わず、エゾタカネスミレやキバナシオガマ、ホソバウルップソウ、キバナシャクナゲなどの大群落が出迎えてくれた
イワウメやエゾオヤマノエンドウは、いたるところで絨毯状態で広がっていた
逢いたかったエゾツガザクラも各場所でみられ、それぞれ少しずつ色が違うのが興味深かった
大雪のミネズオウは色が濃くてきれいといわれているが、確かにそのとおりで、夢中で写真を撮った
撮った花は、多分70種以上になっているだろう
順次、別の項で紹介したい

まずは、大雪の山を紹介したが、広大で、すばらしいの一語に尽きる
天気に恵まれたこともあり、雪の白と山肌、そして空の青のコントラストがすばらしかった
反面、陽射しが強いため、花の撮影には苦労した

そして、ゴミはほとんど落ちてなく、キャンデーの袋を一つ拾ったに過ぎなかった
札幌の方としばらく同行し、本土のような営業小屋が無いのは不便でしょと問われたが、このままの方がいい
白雲岳避難小屋でも、泊り客は当たり前のようにゴミを持ち帰る
大雪のすばらしさは、ここにもあった

今回の花旅にも、やはり気持ちのいい方々との出会いがあった
黒岳の頂上で談笑した初老のご夫婦には、あまりにも遠くにみえる白雲岳を教えられ、気が滅入った
八王子から来た同好の花写真家は、マクロレンズを忘れて苦笑していた
避難小屋で会った、無愛想でも人のよい方々
隣で寝た若いカップルは、揃って左手薬指に指輪をしていた
山岳パトロールの若い(+美人)女性からは、「昨日もお会いしましたね」と挨拶され、照れた
花の名を問われて知り合った関西弁の女性群は、北海岳でもにぎやかだった
しばらく同行した札幌の男性には北海道の山を教えてもらい、下山後の温泉を約したが果たせなかった
等々、出会いの喜びは尽きない


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黒岳

ようやく、ようやく、右手の白雲避難小屋が
見えてきた

後ろからは、傾きかけた陽が射す



小屋には寝具、食事はない
テントを持参したが、大混雑ではなかったので
中に泊めてもらった

夜中に風が強く吹き出し、気温が下がった
朝の気温は6℃

黒岳山頂にて

白雲岳

北鎮岳麓にて

3日目になると疲れが蓄積したのか、
この登りが辛かった

花紀行 <その1>  サムネイルIndexへ 花紀行 <その2>
アカモノ/イワハゼ エゾノイワハタザオ クモマユキノシタ チョウノスケソウ ミヤマリンドウ
イソツツジ エゾノツガザクラ クロマメノキ チングルマ メアカンキンバイ
イワウメ エゾノハクサンイチゲ コガネイチゴ トカチフウロ ヤマブキショウマ
イワヒゲ エゾノマルバシモツケ コケモモ ノウゴウイチゴ ヨツバシオガマ
イワブクロ エゾノリュウキンカ コマクサ ハクサンチドリ リシリオウギ
ウコンウツギ エゾハハコヨモギ サンカヨウ ヒメイワタデ リシリリンドウ
ウラジロナナカマド エゾミヤマツメクサ ジムカデ ヒメタケシマラン
エゾイチゲ エゾルリソウ シロサマニヨモギ ホソバイワベンケイ
エゾイワツメクサ オオカサモチ ジンヨウキスミレ ホソバウルップソウ
エゾウサギギク オオタカネバラ タカネイワヤナギ マルバシモツケ
エゾオヤマノエンドウ カラマツソウ タカネクロスゲ ミネズオウ
エゾコザクラ キバナシオガマ チシマアマナ ミヤマアズマギク
エゾゴゼンタチバナ キバナシャクナゲ チシマキンレイカ ミヤマエゾクロウスゴ
エゾタカネスミレ キバナノコマノツメ チシマクモマグサ ミヤマキンバイ
エゾタカネツメクサ コエゾツガザクラ チシマノキンバイソウ ミヤマキンポウゲ
エゾツツジ チシマヒョウタンボク ミヤマタネツケバナ

さあ、最後の下り道

右手下の道から、ずっと黒岳までの道が続く

御鉢平での風景




トムラウシ山と後旭岳


足元にはエゾタカネスミレ

北鎮岳


ここにも、足元にエゾタカネスミレ

北鎮岳

北海岳からの御鉢平全景 パノラマ合成

左手から尾根づたいに右手の雲ノ平方面に歩いた

旭岳の見える風景 3景

中央は緑岳

避難小屋から緑岳への道には
すばらしい花畑がある

白雲岳避難小屋とテント地
奥はトムラウシ山方面

高根ヶ原付近

足元にはイワブクロが咲いていた

足元にはキバナシャクナゲが多い

白雲岳

トムラウシ山方面

2日目の朝 すばらしい景色が目の前にあった

左緑岳、中央高根ヶ原から奥のトムラウシ山に続く

後旭岳と旭岳

今日の目的地白雲岳

重い荷がより重くなるが、
道はまだまだ続く

北海岳山頂

北鎮岳の反対側には、また違う世界が広がる
三角山は烏帽子岳2072m

御鉢平の稜線が見えてきた

なだらかに見え、最終日は楽しい稜線歩きが
期待されたが、実際は・・・・・・

北海岳間近から北鎮岳2244mと
その裾野に広がる雲ノ平を見る

右手は凌雲岳2125m

最終日は北鎮岳裾野を下る

雪が途切れ、クジャク岩の前を横切り
右手の北海岳に向かう

さあ、最後の登りだ

中央はクジャク岩、右手の丘が北海岳

雪道が続く

白と黒とのコントラストが美しく
感動の連続です

今年は雪が多く残っていとのこと

予測していた以上の雪の量で、
雪道の好きな私には楽しい山歩きになりました

昼食中の地元のご夫婦と話しこみました
遙か彼方に見える左手ピークが白雲岳
4時間ほどの行程だか、遠くみえました