ヨツバシオガマ

ゴマノハグサ科 シオガマギク属

 
高山の草地に生える半寄生の多年草で、高さ10〜35センチ。葉は4枚、ときに3〜6枚輪生し、羽状に全裂する。裂片はさらに深裂する。
茎の上部に数段に重なった花穂をつけ、各段には4個の花を輪生する。花期は7〜8月。中部地方〜東北地方に分布する。

〜徒然想〜

八ヶ岳では、ヨツバシオガマが登山口や樹林帯でいち早く咲き、尾根ではミヤマシオガマタカネシオガマの順に咲くのがみられます。
葉が4枚ずつ輪生し、他のシオガマギクの仲間と比べて細身なので、すぐ分かります。
花の下唇は幅広い形で3つに分かれ、上唇はクチバシ形に長く伸びます。
ミヤマシオガマやタカネシオガマと比べると花期が長く、花後は濃い紫色の袋を付けます。

ヨツバシオガマにはキタヨツバシオガマ、レブンシオガマ、クチバシシオガマヒメヨツバシオガマなどの亜種や変種があることを知りました。初期にアップした画像は、これらが混在していると思われ、改めて整理してみましたが、未だ迷いがあります。

-同じ科の植物-
2009.7.11  長野県八ヶ岳
 2009.7.11  長野県八ヶ岳  2006.8.11 山梨県北岳(画像にポインターをおいて下さい)
2003.8.13 長野県縞枯山     
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