スルガキクバスミレ スミレ科 ミヤマスミレ類 |
フギレシハイスミレ スミレ科 ミヤマスミレ類 |
2017年4月 | 2017年4月 | |
エイザンスミレとフモトスミレの交雑種。 葉は卵状披針形〜楕円状披針形で、縁に浅裂があり、不規則な鋸歯が目立つ。表面には微短毛が密生し、裏面は紫紅色を帯び、殆ど無毛。花は直径1.5センチほどで、淡紫紅色〜白色。花期は4月。 |
エイザンスミレとシハイスミレの交雑種。 葉は三角状披針形で不規則に切れ込みがある。花は淡紫紅色で、唇弁中央部は白色で濃紫色の筋がある。直径2センチほど。側弁の基部は有毛。距は筒形で紫紅色。花期は4月。 |
〜徒然想〜 エイザンスミレは、美しい花と切れ込みの深い葉を持っています。それゆえに、これを片親とする交雑種は、より美しい花と特徴的な葉となることから、出逢いはいつも感動ものです。オクタマスミレ然り、フギレミヤマスミレ然りです。 スルガキクバスミレとフギレシハイスミレも、その出逢いは感動的でした。 1年目は葉のみで花を見ることができなかったので、尚更です。やはり、美しい花を持っていました。切れ込みのある葉さえも、美しいと思えてきました。 ただ、実は両者はよく似ています。片親がフモトスミレのスルガキクバスミレは、より花が小さく、白っぽい花になります。葉は微毛があるためか、くすんだような緑です。 対し、フギレシハイスミレは、シハイスミレの紫紅色を受け継いでスルガキクバスミレよりも紅色が目立つ花となります。葉は光沢があり、葉柄がより長くなるようです。 悲しい追伸/奥多摩や群馬県でスルガキクバスミレやフイリスルガキクバスミレの盗掘が続いているようです。ある愛好家は、同じ者による犯行ではないかと言います。なぜ、多くの人の楽しみを奪うのだろうか・・・同しくスミレを愛する者と思うのですが、その気持ちが残念です。 −同じ科の植物− |
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エイザンスミレを片親とする交雑種 | ||||||||||||||||||||||||
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2017年4月 | 2017年4月 | |
2017年4月 | 2017年4月 |