ヒカゲスミレ |
スミレ科 ミヤマスミレ類 |
2007.4.1 東京都裏高尾 | 2007.4.1 東京都裏高尾 |
落葉樹林下などの湿った半日陰に生え、花柄は毛が多く、背丈5〜12センチ。葉は長い卵形〜長三角形で、先は尖り、基部は心形、葉質は柔らかく、毛が多く、ふつう緑色。 花は直径2センチほどで、唇弁には紅紫色の細かい条が目立つ。側弁の基部はふつう有毛(無毛のものもある)。 〜徒然想〜 いつも歩く林道の法面に、いつものように咲いていました。葉は柔らかそうで、やや波をうっています。茶色の葉をもつタカオスミレを見てきたあとなので、より一層若い緑が新鮮に見えました。 気が付けは、周りにもぽつぽつと姿が見えます。タカオスミレと混生しているものもあります。 花はタカオスミレとそっくりで、母種だということに納得できます。そして、そこは木々が繁る中、日陰を好むといわれるのも納得できます。 同じ場所でニリンソウの緑花に出逢いました。 高尾での出逢いは多く、葉が全く緑のものからほんのわずかに茶色に色付いているもの、そして焦げ茶色に変化したものなど様々なものがあります。どの段階でタカオスミレと呼ばれるようになるのか、疑問は残したままです。 近年は、全面が焦げ茶色になるものをタカオスミレとし、色の薄いものや少しでも緑色が残っていればヒカゲスミレの範疇に入ると考えています。 −同じ科の植物− |
2016.4.6 東京都裏高尾 | 2007.4.1 東京都裏高尾 | |
2015.4.18 群馬県 | 2016.4.6 群馬県 |
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