ニシキウツギ

スイカズラ科 タニウツギ属

山地の日当たりのよい林に生える落葉小高木で、高さ5メートルほどになる。葉は対生し、楕円形〜広楕円形、先は急に細まって尖り、縁には細かい鋸歯かあり、葉裏の脈上には毛が密生する。
花は初め白色で、次第に紅色に変化するので、二色空木。花冠は漏斗形で、長さ3センチほど、先は5裂する。

〜徒然想〜

この花との出逢いは、初期の頃よく通った長野県の車山でした。朝、霧が晴れない中、誰もいない草原を、朝露にズボンを濡らしながら歩き回った記憶があります。
ミズチドリの白がくっきりと思い出されます。
未だデジカメの性能もよくない時で、三脚も使っていませんでした。ボケた写真が残っています。しかし、記憶のニシキウツギの花は鮮明です。

−同じ科の植物−

参考 ”ウツギ”の名について
2007.6.24 埼玉県秩父市(画像にポインターをおいて下さい)
2007.6.24 埼玉県秩父市
2003.7.27 長野県車山

    “ウツギ”の名について

   “ウツギ”は“空木”と書き、茎の中が空洞である木を意味します。
   種名、属名及び科名にウツギの名が付くものは皆茎の中が空洞で、科を超えて
   ウツギの名が付けられています。
   なお、アジサイのように、ウツギの名が付かなくても茎の中が空洞のものは沢山あります。

科名

属名

種名

ユキノシタ科

ウツギ属

ウツギ
ヒメウツギ
マルバウツギ

バイカウツギ属

バイカウツギ

アジサイ属

ガクウツギ
ノリウツギ

スイカズラ科

タニウツギ属

タニウツギ
ニシキウツギ
キバナウツギ
ウコンウツギ

ツクバネウツギ属

ツクバネウツギ

バラ科

コゴメウツギ属

コゴメウツギ