ミヤマシオガマ
シロバナミヤマシオガマ

ゴマノハグサ科 シオガマギク属


 
2004.7.10 長野県八ヶ岳  

高山の礫地、草地などに生える多年草で、高さは5〜20センチ。茎には白い毛が密生する。葉は互生し、大きなものは根際に集まって付き、茎に付く葉は小さくて少ない。葉は羽状複葉で、小葉はさらに深裂する。
花は茎の先に上向きに密に付け、紅紫色で、花冠の上唇の先はくちばし状に尖らない。花期は7〜8月。本州中部以北〜北海道に分布する。


〜徒然想〜

ミヤマシオガマは花期が早く、そしてあっという間に消えてしまいます。とうとう2005年は出逢うことができませんでした。
ミヤマシオガマとタカネシオガマは生育地がほぼ同じですが、慣れてくると一見して区別できます。ミヤマシオガマの方が別れた葉が更に細かく別れるので、全体的にもじゃもじゃした葉になります。花はタカネシオガマよりも大きめです。
八ヶ岳では、ヨツバシオガマが登山口や樹林帯でいち早く咲きます。

その後、不意の出逢いが多く、その度にこの花は美しいと思います。

そして2015年。ベストとも言える花と対面することができました。目的は他の花だったのですが、それ以上に感動し、座り込んで花と向き合いました。
白花と出逢ったのも同日で、感動の続きがありました。こちらはちょっと花期に遅れましが、まあ、ご愛敬です。ありがとうございました。
なお、この山はミヤマオダマキ白花に初めて出逢った山です。ちょっと遠いですが、まだまだ見たい花がこの山には沢山あります。

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2004.7.10 長野県八ヶ岳

2010.7.4 山形県    
   
 2015.6.18 岩手県               2015.6.18 岩手県 
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