ミヤマタムラソウ

シソ科



遠くで雷が鳴っている。ヒメスミレサイシンやチチブシロガネソウが咲き誇った5月とは違い、木々の葉がより生い繁り、暗い林道を造りだしている。ヤマアジサイの白が、ボーっと浮き上がっている。雷が近付き、雨も降り出した。帰り道を急ぐ。
ふと足下に、見知らぬ白い花。シソ科と分かるが、ナツノタムラソウとは様子が違う。見回すと林の奥にずっと続いて咲いている。
こんなときでも、初めての出逢いはうれしい。近づく雷を気にしながら、それでも夢中で撮影を続けた。

本州の中部以北の深山に生育する。高さ20〜50センチの多年草。花は白色〜淡青紫色で、出逢った種はほぼ白色。花冠は唇形で長さ1センチほど、外面には毛が目立つ。雄しべが2本、外に突き出す。葉の裂片がやや円い。ナツノタムラソウの変種。別名ケナツノタムラソウ。
2006.7.15 長野県八ヶ岳
2006.7.15 長野県八ヶ岳
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