チチブシロカネソウ |
キンポウゲ科 シロカネソウ属 |
埼玉県秩父市で発見され、その後群馬、長野、栃木など、関東近縁での観察が報告されている。石灰岩や蛇紋岩地のやや湿った林に生え、高さ20〜35センチ。上方の葉には柄がなく、下方の葉には柄がある。 直径1.5センチほどの白い花弁状の萼を5枚、上向きにつける。花弁はない。花期は5月。長野県以北に分布する。 〜徒然想〜 ここ数年5月の末から八ヶ岳通いが続いています。午前中はホテイランを観察し、午後は山麓をゆったり花散歩します。 緩やかに登る林道は、傍らに水の流れがあり、ともに爽やかな空気を押し流します。 この花はそんな流れの山側に静かに咲いていました。数は多くはありませんが、ぽつりぽつりと姿を現します。暗めの林道脇でも、白く清楚に輝きます。 この時期にこの花がまだ咲いているのは珍しく、ミヤマカラマツはやっと花芽が見え始め、全般的に花の開花が遅れた年となっています(2006年)。 タデスミレの下見に訪れた林道は、まだタデスミレの白には早く、代わりにこの花の清楚な白に迎えられました(2007年)。 −同じ科の植物− |
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2006.5.27 長野県八ヶ岳 |
2007.5.19 長野県 花弁状の萼片は4枚も6枚もあります |
2006.5.27 長野県八ヶ岳 | 2014.5.31 長野県 |
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