アキノタムラソウ

シソ科 アキギリ属

 
2006.9.16 東京都奥多摩  


山野に生える多年草で、高さ20〜80センチ。葉は対生し、1〜2回羽状複葉、稀に単葉。小葉は3〜7枚で広卵形、縁には鋸歯がある。下部の葉には長柄がある。
茎の上部に長さ10〜25センチの花穂を出し、長さ1〜1.3センチの淡青紫色の唇形花を数段輪生する。花冠の外側には白い毛が多い。花期は7〜11月。本州〜沖縄県に分布する。

〜徒然想〜

すぐ下に民家が連なり、木を切るチェーンソーの音が響き渡ります。民家からみれば、ここは家の裏山にあたります。そんな所でも、コンクリートに囲まれた都会人には新鮮な場所です。裏山に続く道は陽当たりがよく、次々に山の花が現れます。

アキノタムラソウは、夏から秋口に山間を歩くとよく見られます。丘陵や海岸付近の草地でも見られることがあります。
雄しべが花冠より飛び出さないのが特徴で、対し、ミヤマタムラソウは明らかに飛び出します。

−同じ科の植物−


2015.10.18 神奈川県三浦半島    2006.9.16 東京都奥多摩 
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