ヒメスミレサイシン |
スミレ科 スミレサイシン類 |
亜高山の針葉樹林下や林縁などに生える多年草で、高さは4〜8センチ。花時には葉は展開せず巻き、展開した葉は細長い心形、両面に散毛がある。縁には粗い鋸歯がある。 花は白色で、花弁の先端は反り返り、直径1〜2センチ。唇弁には紫条がある。側弁は無毛。花期は5月。本州中部から関東地方の北部に分布する。 〜徒然想〜 長靴を履いて、深山をゆったりと歩ききます。 ポツリ、ポツリと白いすみれにみられるようになりました。やや暗い深山では、白は和みの色です。ほっと気持ちが洗われる想いです(2006年)。 久しぶりにこの花に出逢えました。白馬から八ヶ岳へ向かう道で、はっと何かを感じて、通り過ぎた脇道に戻ってみました。 細い林道はタチツボスミレが群生し、次第に林が深くなります。すみれが好みそうな法面が続きます。 コキンバイの黄色が目立つようになり、やがて清楚な白が見られるようになりました。ヒメスミレサイシンです。全体にやや小型で繊細な姿は、何とも愛らしい。 更に奥にはミヤマスミレの群生もみられ、なかなか面白そうな林道です。日暮れも近く、再訪を約して、今夜のキャンプ地に向かいます(2011年)。 −同じ科の植物− |
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2006.5.27 長野県八ヶ岳 |
2006.5.27 長野県八ヶ岳 |
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