ヒメニラ

ユリ科 ネギ属

山野に生える多年草で、見落としてしまうほど小さく、花茎の高さが5〜10センチほど。葉は2個付き、広線形で断面は三日月形、長さ10〜20センチ。
花は花茎の先端に1〜2個付き、白色〜淡紅色。花被片は6枚あるが、ほとんど開かない。花期は3〜5月。北海道、本州(近畿地方以北)、四国に分布する。

〜徒然想〜

〜スプリング・エフェメラル〜セツブンソウミスミソウなど、春を待ちわぴたように咲き出す花(妖精)たちをいいますが、この花もそう呼んでいいのではないでしょうか。
時に、雪の間から顔を出す画像や繊細な姿などをみると、まさに妖精です。

2009年の新潟遠征は、ヒメニラやミチノクエンゴサクなど、ずっと視線を落とす花探しになりました。
小さい花なのでみつけるのは難しいだろうと、半ばあきらめに近いものがありましたが、幸運がありました。傾斜のある登り道で、ほぼ目線の高さにある草地に頭を出しているのを認めることができました。感謝です。

身近な高尾にもあることを知り探していましたが、ようやく見つけることができました。いつも通る道でした。
しかし、この地はロープが張られて花壇として造りかえられていました。今まで無かったタカオスミレが植えられ、キバナノアマナも異常に増えていました。

−同じ科の植物−
2009.4.4 新潟県(画像にポインターをおいて下さい)
 2009.4.4 新潟県
   2016.3.31 東京都高尾
2018.4.6 山梨県
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery