サケバヒヨドリ

キク科 ヒヨドリバナ属

 
2017.10.28 長崎県   2017.10.28 長崎県

丘陵〜山地の岩場、草地などに生える多年草で、高さは50〜100センチ。葉は対生し、普通3裂し、裂片は長楕円形〜披針形、大きな欠刻がある。葉裏は淡緑色で、腺点はない。
頭花は茎頂に密な散房状に付き、白色〜淡紅紫色、小花は5個。総苞は筒状で長さ6ミリほど。花期は9〜11月。関東地方南部以西〜九州に分布する。


〜徒然想〜

ヒヨドリバナの仲間は難しいです。生える地域によって、湿った地に生えるサワヒヨドリ、海岸沿いに生えるハマサワヒヨドリ、山地に生えるヨツバヒヨドリヤマヒヨドリなどがあります。
サケバヒヨドリは、葉の裂け具合でヒヨドリバナと区別され、更に、葉裏の腺点の有無でキクバヒヨドリと区別されます。

本画像の産地ではサワヒヨドリと思われるものの中に、葉が開裂する個体がいくつか見られました。それらの中間的なものも見られました。掲載した画像は、サケバヒヨドリとしていいのかなという程度のもので、あまり自信はありません。
正直、ヒヨドリバナの仲間はあまり熱心に観察したことがありません。でも、これだけ難しい仲間であることを知った今は、気持ち新たに取り組む必要があると感じています。

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 2017.10.28 長崎県    2017.10.28 長崎県