シコクスミレ |
スミレ科 スミレサイシン類 |
2007.4.28 静岡県伊豆天城 | 2007.4.28 静岡県伊豆天城 |
比較的高い山地のブナ帯などに咲く多年草で、高さは7、8センチほど。葉は心形〜広卵形で、先は尖り、縁に低い波状の鋸歯がある。表面は深い緑色で、裏面は白っぽい。 花は中型で、直径1.5センチほど。花弁は白色で唇弁には紫条があり、側弁は有毛のものと無毛のものがある。距は白色で太い。萼片の付属帯に鋭い切れ込みがあるのが特徴の一つ。花期は4〜5月。 地下茎をのばして増えることから群生することが多い。 〜徒然想〜 アマギカンアオイを探しに伊豆の山域に踏み入ります。道は春の日差しを受け暖かく、ウグイスの調べを聞きながら真似てみます。足下にはタチツボやマルバスミレが多く、やがて小さなトウカイスミレが頻繁にみられるようになりました。 シコクスミレが不意に現れます。トウカイスミレよりは明らかに大きなすみれで、距は白、側弁に毛があり、何よりも先がとがる葉が特徴的です。 シコクスミレは、明日別の天城山域で探す予定だったので、思いがけない出逢いで興奮です。 まだ咲き出したばかりか、葉の展開は少なく、群生せずにポツリポツリとみられます。 この日、アマギカンアオイはみつかりませんでした。 −同じ科の植物− |
2008.4.30 神奈川県箱根 | 2006.4.22 東京都奥多摩 |
もっとこの花を見る → |