マルバスミレ
スミレ科 ミヤマスミレ類

 
2006.4.23 東京都裏高尾  

陽当たりのよい斜面や半日陰地に生え、背丈5〜10センチ。葉はふつう丸みのある卵形で、心形〜長卵形など変化がある。基部は心形。
ケマルバスミレの別名をもっていて葉にふつう毛があるが、葉に毛がないものは極めてまれで、合わせてマルバスミレとしている。
花は丸みがあり純白、時に淡紫色。唇弁に紫色の条があるが少ない。側距は太くて長い。側弁の基部は有毛又は無毛だが、有毛のものはヒゲマルバスミレと呼ばれる。
ほぼ日本全土に分布するが、西日本には多くない。

〜徒然想〜

タチツボスミレに次いで花期が長いスミレという認識を持っています。春の撮影フィールドの奥多摩や高尾方面では、他のスミレが消えていく中、いつまでもそのふくよかな丸みのある姿を見せてくれます。その白は清楚な白です。

サイトではケマルバスミレとの談義がされているが、無知で拘らない私には「マルバスミレ」でインプットしておきましょう。いつの日か無毛の葉を持つマルバスミレに出逢ったら、報告することにいたします。

その後、余り熱心に探してはいませんが、無毛のマルバスミレは見られません。何となく白子を帯びた葉ばかりです。
一方で、側弁に毛があるヒゲマルバスミレは頻繁に見られます。中には、群落の中に毛があるものと無いものが混在することもあります。

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 2006.4.2 東京都裏高尾   2004.4.17 東京都小仏 
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