アマギカンアオイ

ウマノスズクサ科 カンアオイ属

葉は光沢があり、厚みがある。葉脈の陥入が著しい。葉柄は緑色。
花は4〜5月に開花する。萼筒は鐘状筒型で、長さ1センチほど。萼裂片は卵状三角形。
名は初めて採集された伊豆天城山に由来するが、天城山以外で観察されることが多い。伊豆半島と山梨県南部に分布する。
変種にシモダカンアオイタマノカンアオイが報告されている。

〜徒然想〜

まだ時期が早いせいか、葉は多くみられるが花を付けているものはほとんどない。枯れ葉を除くたびにがっかりするときが続く。
秋の残り葉と違って、新葉は表面の緑がみずみずしく光沢があって、まるで甲虫類の羽のように輝いている。葉だけをみていてもなかなかきれい。

ようやく花をつけたものに出逢いほっとする。枯れ草を除くと、前の週に高尾山でみたタマノカンアオイに似た花が顔を出した。やや小さめだが色は濃い紫色で白い縁取りがあり、これまたきれい。

−同じ科の植物−

2007.4.29 静岡県伊東市(画像にポインターをおいて下さい)
2007.4.29 静岡県伊東市(画像にポインターをおいて下さい)
2007.4.29 静岡県伊東市
2008.4.30 伊豆半島 2008.4.30 伊豆半島