サナギイチゴ

バラ科 キイチゴ属

山地に生える落葉小低木で、枝はつる状に地を這い、草のように見える。葉は奇数羽状複葉が互生し、小葉は2〜3対あり菱形状卵形で、しばしば浅く3裂する。縁には欠刻状重鋸歯がある。
花は白色〜淡紅色で直径2センチほど。花期は5〜6月。実は赤く熟す。本州〜九州に分布する。

〜徒然想〜

しばらくこの花を見たことを忘れていましたが、キイチゴの仲間を整理するにあたって思い出しました。

八ヶ岳山麓の山道が次第に高い木で覆われて、深山の様相になってきます。ツルアジサイが7メートルほどの高みにあり、半ば諦めながらも撮っておきます。
そのとき、足下で気付いたのがこの花で、下草の中に隠れるように花を付けています。ややピンク色がかかり、最初はナワシロイチゴかと思ったものです。

この山道は観察会で案内してもらった道で、ヤツガタケタンポポアオチドリイチヨウランチチブシロガネソウなども見られる楽しい散歩地です。

−同じ科の植物−
2006.5.27 長野県八ヶ岳
2006.5.27 長野県八ヶ岳
   
2005.5.29 長野県八ヶ岳
2012.6.11 長野県 2012.6.11 長野県
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