山地の草地、礫地などに生える多年草で、高さは20〜25センチ。根出葉は倒披針形で、縁は不揃いの鋸歯があるか、羽状に浅裂する。
頭花は黄色で、直径3〜5センチ。総苞は長さ1.5〜1.8センチで、総苞片は反り返らず、角状突起はない。花期は7〜8月。八ヶ岳、南アルプスに分布する。
〜徒然想〜
観察会で歩いた道を、翌週また辿りました。目的の一つはこの花で、ここでしか見つからないという。まだ蕾だった花が、一週間経ったこの日は見事に花開いていました。周りにはいくつもの仲間が見えます。
すぐ側にセイヨウタンポポがありますが、こちらはすっかり種を飛ばし終わっていました。
この場所は林道の木々の切れ目で、陽がよくあたります。だからタンポポが育つのでしょう。
しかし、この日は陽があたり過ぎて撮影には不向きでした。折りたたみの傘で日影を作りますが、うまくいきません。幸い、帰り道では少し陽射しが弱まってくれました。
総包片が反り返らず、総包の外片の長さが内片の1/2以下であるのが特徴です。そして、花の黄色が上品・・・、これは出逢えた者のひいき目です。
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