ゼンテイカ/ニッコウキスゲ |
ユリ科 ワスレグサ属 |
別名ニッコウキス、エゾゼンテイカ。 高原や亜高山帯の草原、海岸などに生える多年草で、高さは60〜80センチ。葉は線形で長さ70センチほど。 茎頂に3〜10個の橙黄色〜橙赤色の花を順次咲かせる。花期は7〜8月。本州〜北海道に分布する。 〜徒然想〜 水芭蕉、ワタスゲ、ニッコウキスゲ・・・、高原をイメージしたら、この花たちが頭に浮かびます。中でも、ニッコウキスゲは最も身近に感じられる花で、全国各地に名所があります。信州車山、尾瀬、霧降高原、志賀高原、白馬栂池・・・、挙げればきりがないくらいです。 花は3〜10個付けますが、一つの花は朝開いて夜には萎みます。ですから、群生地では花の数が多いので、花期は比較的長いです。 和名はゼンテイカですが、ニッコウキスゲの方が通り名になっています。花に柄があり、柄のほとんど無いエゾキスゲと区別ができます。仲間にはユウスゲ、トビシマカンゾウなどがあります。 初夏から夏の定番ともいえるニッコウキスゲですが、近年は群生する姿が消えつつあると聞こえてきます。事実、尾瀬では気落ちするほどの寂しい姿でした。鹿の食害が主な理由だとのことでした。しばらく行っていませんが、車山の今は、どうなっているのだろうか。 北海道では、大群生が各所で見られます。 -同じ科の植物- |
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2006.7.15 長野県八子ヶ峰 |
2003.7.27 長野県車山 |
2008.7.26 山形県 | 2011.7.21 山形県 |
2015.7.2 北海道 |
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