フトヒルムシロ

ヒルムシロ科 ヒルムシロ属

山間部の湖沼、池、小川などに群生する多年草で、地中の根茎から茎を伸ばし、水中の沈水葉と水面上の浮水葉とを付ける。沈水葉は長く広線形で葉柄がなく、浮水葉は葉柄があり、楕円形。
浮水葉の葉腋から長さ5〜15センチの穂状花序を出し、黄緑色の小さな花を密に付ける。花期は4〜8月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

大雪で唯一撮った水草です。沼の一角がこの水草でびっしりと覆われています。ところどころに、ポツンと5センチほどの茶色い柱を伸ばしています。これが花でした。

同行者に教えられた名前がフトヒルムシロ〜聞き取りにくい名前に、何度も聞き直します。

この沼の周りは多くの花で埋め尽くされています。チシマフウロヨツバシオガマコウメバチソウシラネニンジンミヤマサワアザミ、・・・色とりどりの花畑です。しばし見とれて疲れを癒します。
今日はここまで! 来た道を戻ることにします。

追伸 この植物を調べると、全国の瑚沼などに生えるようです。それが大雪のこんな高地でも生えるとは!
相当な適応力があるようです。

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2009.8.16 北海道大雪
2009.8.16 北海道大雪