別名オオイトスゲ 低山地や丘陵の林下、林縁などに生える多年草で、高さは20〜40センチ。匐枝を伸ばし、茎を疎らに叢生する。基部の葉鞘は白色〜淡褐色。葉は1.5〜3ミリ。
頂小穂は雄性で線形、側小穂は雌性で無柄、苞は鞘があり、葉身は小穂より長い。雌鱗片は果胞よりやや短く、緑白色で先は芒になる。果胞はやや疎らにつき、長さ3〜3.5ミリ、嘴はやや長く、無毛。果(花)期は4〜5月。主に東海地方以東の太平洋側に分布する。
〜徒然想〜
これもカワラスゲと同様にツルカメバソウを撮影した湿地で撮影しました。この日はちょっとしたカヤツリグサ科の植物の観察会になり、いろいろ教えてもらいました。とはいえ、分かって撮っていないので特徴を捉えてません。
本種は、基部の鞘が白色、果苞が無毛・・・などが特徴です。よく似た植物にホンモンジスゲ、ヤマオオイトスゲがあり、その他ケスゲ、イトスゲ、地域変種にベニイトスゲ、チャイトスゲなど多くがあります。
調べていると、似たものが多くて、放り出したくなる仲間たちです。
(2021年) やはり、教えられるままに撮ったものは、特徴を捉えていません。高尾山には普通に見られるということで、探しに行きます。でも、似たスゲの仲間は数多く、同定は難しいです。2021年は、“シロイトスゲと思われる” 程度の画像しか残せませんでした。次年度の宿題とします。
−同じ科の植物−
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