ミヤマオダマキ

キンポウゲ科 オダマキ属

高山の砂礫地や草地などに生える多年草で、高さは10〜25センチ。根出葉は2回3出複葉、小葉は扇形で先は浅く裂ける。
花は青紫色で花弁の先は白色。花期は6〜8月。本州中部以北、北海道に分布する。

〜徒然想〜

八ヶ岳の尾根では、ただ一個所だけこの花が風に揺れていました。しかも、たったの1輪!よくぞ生き残っていたと思う反面、花たちが当たり前に咲き誇る八ヶ岳であることを願ったものです。

縁あって、その後の出逢いは多く、稜線であったり、沢沿いであったり、出逢うたびに、残っていることに喜びを感じます。
それでも、手の届かない岩場に咲いていた最初の出逢いが忘れられません。
早池峰山では数多くのこの花がみられ、白花品も見られました。

根には腹痛、熱性の下痢に効果があり、生の葉には関節炎に効果があるといわれているが、とても採取する気にはなれません。

−同じ科の植物−

2004.7.24 長野県八ヶ岳
2006.7.7 長野県八ヶ岳
2007.7.28 山梨県北岳 2015.6.18 岩手県早池峰山
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