イワベンケイ

ベンケイソウ科 イワベンケイ属

雄株  2004.7.10 八ヶ岳(画像にポインターをおいて下さい)


八ヶ岳のあの群落は何処へ行ったのだろうか。2005年からはその場所にはロープが貼ってあった。ヤツガタケキスミレもそこにあったのに・・・

八ヶ岳では、尾根の各所の花畑で出逢える。時期により、紅く色づいたり、大きく輪になって群生したり、なかなか面白い姿をみせてくれる。  そして、北岳でも。

イワベンケイはヨーロッパやアジアにも分布するようで、民間療法で疲労回復に用いられていた。また、認知力や記憶力を上げる作用もあるとの報告があるが、実はこの作用の有無を判断するのは難しいのです。
東京都薬用植物園にはベンケイソウが植栽されている。

高山帯の乾いた草地に生える多年草で、高さは40センチほどになる。雌雄異株で、雄花は黄緑色で花期には開出し、花弁は線形又は狭楕円形、葯は初め橙黄色。雌花の花弁や果実はよく紅みのある紫褐色に色づく。
葉は柄がなく、長円形〜倒披針形など変化があり、厚みがある。葉先は鈍頭又は鋭く、全縁又は鋭い低鋸歯など、相反するものがある。雄株は下の葉が大きく、雌株は上の葉が大きい。

−同じ科の植物−

雌株   2004.7.10 八ヶ岳 2005.8.27 山梨県北岳
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