キタノコギリソウ |
アカバナエゾノコギリソウ キク科 ノコギリソウ属 |
2012.7.25 北海道 | 2012.7.22 北海道 |
キタノコギリソウ 海岸、低山の草地などに生える多年草で、高さは50〜80センチ。全体に毛が多く、よく分枝する。葉は細かく羽状に浅〜深裂し、裂片は反り返ることが多い。基部には1〜2対の顕著な葉片が付く。 花は散房状に多数付き、白色〜淡紅色、舌状花は6〜8個、直径12〜14ミリ。花期は7〜9月。北海道〜本州中部、北部に分布する。 アカバナエゾノコギリソウ 茎の中部に付く葉が細かい鋸歯縁か浅裂する。葉の基部には1〜2対の目立つ葉片が付く。 〜徒然想〜 ノコギリソウの仲間は区別が難しい。 キタノコギリソウは、舌状花の数や長さ、葉の裂け方などで同定できるとされています。しかし、実際に同定しようとすると、葉の裂け方は生育地によって様々でした。羽状に深く裂けるものや、比較的浅い裂け方をするものが見られました。 特に、アカバナエゾノコギリソウとの区別には苦労しました。キタノコギリソウには花が赤味を帯びるものがあるからです。葉の基部に1〜2対の葉片があるのも同じです。 花が赤味を帯び、茎の上部の葉が羽状に裂けず細かい鋸歯縁であるものをアカバナエゾノコギリソウとしましたが、茎の下方の葉はキタノコギリソウとよく似ていました。 ノコギリソウの仲間:ノコギリソウ、ヤマノコギリソウ、キタノコギリソウ、アカバナエゾノコギリソウ、 エゾノコギリソウ、セイヨウノコギリソウ 参考資料:梅沢俊氏の著書 「新北海道の花」(北海道大学出版会) −同じ科の植物− |
キタノコギリソウ 2012.7.25 北海道(画像にポインターをおいてください) |
アカバナエゾノコギリソウ 上方の葉 2012.7.22 北海道 |
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キタノコギリソウ 2012.7.24 北海道(画像にポインターをおいてください) |
アカバナエゾノコギリソウ 上記と同じ個体の下方の葉 2012.7.22 北海道 |
両者が混生 2012.7.20 北海道 |
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