キクアザミ

キク科 トウヒレン属

山地の草原などに生える多年草で、高さは30〜120センチ。根出葉は、卵形〜広卵形で、長い葉柄があり、羽状に浅〜中裂する。茎葉は小さい。
頭花は散房状に付き、紅紫色、長さ10〜13ミリ。総苞は長さ12ミリほどで、総苞片は5〜7列で、クモ毛がある。外片は長楕円形〜卵形、先は急に短く尖る。花期は8〜10月。本州福島県以南、九州に分布する。

〜徒然想〜

シラネアザミナガバキタアザミなどと同様に、アザミの名が付くもののトウヒレンの仲間です。
分布域は広いようですが、見られる場所は限られ、それぞれ絶滅が危惧されています。

山梨県では、ある明るい草原で偶然みつけましたがまだ蕾で、3週間ほど後に再訪してみました。さすがに出遅れたようでしたが、別の高い場所では盛期の花が見られました。
ヒメヒゴタイオミナエシキキョウなど秋の花が盛期の明るい草原です。

-同じ科の植物-
2015.9.13 山梨県
2015.9.13 山梨県      2015.9.13 山梨県
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