キキョウ

キキョウ科 キキョウ属



山野の草原に生える多年草で、高さ1メートルほどになる。葉は互生又は輪生し、狭卵形で先は尖り、長さ2〜7センチ、巾0.5〜3.5センチ、細かい鋸歯がある。花期は7〜9月で、茎頂に花序を1個又は数個つける。花冠は広鐘形で5浅裂して、径は4〜5センチ。濃淡はあるが青紫色の花をもつ。白花もある。



〜徒然想〜

すっかり園芸種として家庭に馴染んでいるが、野生のものは絶滅危惧U類に分類されているほど数を減らしつつあります。明るい草地が好きなので、背の高い草が茂った草地や暗い林の中では生きられないようです。
幸い、スキー場などの一部には残っているようなので、大切に残していきたい花です。
この草原では、センブリムラサキセンブリも見られました。



2006.9.29 長野県小県郡(画像にポインターをおいて下さい)
植物園のキキョウをアップ後に、しばしば自生のキキョウに出逢うようになりました。
植物園とは違って、花はせいぜい2つ付くのが精一杯。背丈も30センチほどです。特に、愛知の蛇紋岩地では、10センチほどの背丈で1つの花が付いています。花も小さめだったでしょうか。
でも、色は濃く、綺麗です。周りの景色によく映えます。
やはり、花は野に置くのがいいです。



根は太い直根で、全体に乳液を含み、切ると白い乳液が出てきます。根は生薬名を桔梗根(ききょうこん)といい、咳や痰、のどの痛みの激しいとき用います。
煎液でうがいをすると、のどの痛みを和らげます。
但し、体の衰弱が著しい人は、連用・多用は避けます。


2005.9.4 東京都高尾山植物園

2005.7.9 箱根湿性花園
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