キイジョウロウホトトギス |
ユリ科 ホトトギス属 |
山地の湿った岩壁などに垂れ下がって生える多年草で、草丈は50〜100センチ。茎に毛が多く、葉は長楕円状披針形〜披針形で幅が狭く、濃い緑色、光沢があることなどが特徴。 花は茎頂及び葉腋にそれぞれ1〜2個付け、狭い釣鐘形で黄色、内側には赤褐色の斑点がある。花期は9〜10月。本州紀伊半島に分布する。 〜徒然想〜 紀伊半島は魅力的な植物が多く、何度でも訪れたいところであるが、何せ東京から車で7、8時間はあまりにも遠い。 それでも、2年間かけて秋に3度訪れ、クルマギク、キシュウギク、キノクニスズカケなど、この地でしかみられない植物や、キイイトラッキョウ、シチョウゲなどをじっくり観察することができた。 キイジョウロウホトトギスも紀伊半島でしかみられないものの一つで、3回目の訪問でようやく花を付けた姿と対面した。ただ、2010年は夏が長かったせいか開花は遅れ気味で、撮影したときはようやく咲き始めたところで、花数が少なく残念だった。 −同じ科の植物− |
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2010.10.10 和歌山県 |
2010.10.10 和歌山県 |
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