この花の自生種にまだ出逢ったことはない。ユキワリの名から、雪解けとともに咲き出す可憐な花に思いを馳せる。いつか出逢えることもあるでしょう。
仲間にはアズマイチゲ、キクザキイチゲ、ヒメイチゲなどがいる。
葉が三つ葉で鋸縁を持つ。まだら模様のくすんだ緑の葉に多少興味を削がれるが、花(変化した萼)は八重のように重なり合い淡いピンクを持ち、仲間の中では一番華やかだ。
近畿以西に咲き、必ずしも雪を割って花咲かせるものではないとも聞こえてくるが、いいではないですか、思いは馳せていた方がいい。
2008年、ようやく自生のユキワリイチゲに出逢えたという想いがしました。
島根のユキワリイチゲの花は淡い紫色で優しげです。花の直径は5センチほど、思いの外大きいと思いました。花弁が重なるように花開いています。
今日の花散歩もそろそろ終わり。案内をして下さったKさん、Tさん、そして広島から駆けつけてくれたSさんは、花を前に腰を落とし、地主のバッちゃんを交えて花談義です。長閑な風情です。
関東からの遠征組は、・・・・・・・さらに貪欲に花探しです。
(似た花の比較)
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