山地〜亜高山帯の明るい林下、草地などに生える多年草で、高さは5〜15センチ。茎葉は3枚が輪生し、それぞれが3全裂する。裂片は線状披針形〜披針形で、鋸歯がある。
花(萼)は茎頂に1個付け、白色で直径1センチほど。花期は4〜6月。北海道〜近畿地方以北に分布する。
〜徒然想〜
八ヶ岳の赤岩の頭はすばらしい景観が広がりますが、風の強い所です。そんな吹きさらしの所にも、この高さ6、7センチほどの小さな花が健気に生きています。
この日も風に揺らされ、とても写真に撮れません。登山の小休止をとりながら、しばしその強さにみとれてました。
亜高山から高山でも咲く花で、凹んだ登山道歩いていると、法面などに割とよく見られます。しかし、その小ささのため、気付く登山者は少ないかもしれません。
北海道では、いやに葉が細いものに出逢いました。ホソバノヒメイチゲと呼ばれるものと思われます。
一華の名を持つキンポウゲ科の仲間にアズマイチゲ、キクザキイチゲ、ユキワリイチゲ、エゾイチゲなどがあります。
−同じ科の植物−
(似た花の比較)
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