ヒメイチゲ
ホソバノヒメイチゲ
キンポウゲ科 イチリンソウ属

 
2004.6.4 長野県八ヶ岳   2018.5.11 北海道


山地〜亜高山帯の明るい林下、草地などに生える多年草で、高さは5〜15センチ。茎葉は3枚が輪生し、それぞれが3全裂する。裂片は線状披針形〜披針形で、鋸歯がある。
()は茎頂に1個付け、白色で直径1センチほど。花期は4〜6月。北海道〜近畿地方以北に分布する。

〜徒然想〜

八ヶ岳の赤岩の頭はすばらしい景観が広がりますが、風の強い所です。そんな吹きさらしの所にも、この高さ6、7センチほどの小さな花が健気に生きています。
この日も風に揺らされ、とても写真に撮れません。登山の小休止をとりながら、しばしその強さにみとれてました。
亜高山から高山でも咲く花で、凹んだ登山道歩いていると、法面などに割とよく見られます。しかし、その小ささのため、気付く登山者は少ないかもしれません。
北海道では、いやに葉が細いものに出逢いました。ホソバノヒメイチゲと呼ばれるものと思われます。

一華の名を持つキンポウゲ科の仲間にアズマイチゲキクザキイチゲユキワリイチゲエゾイチゲなどがあります。

−同じ科の植物−

(似た花の比較)

 2005.6.25 長野県八ヶ岳    2018.5.10 北海道
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