ナンブイヌナズナ |
アブラナ科 イヌナズナ属 |
高山帯の蛇紋岩地に生える多年草で、高さは5〜10センチ。葉は線状倒披針形〜広披針形で、縁は全縁又は1〜2対の突起状の鋸歯がある。両面には毛が散生する。 花は黄色で4弁、花弁の先は凹む。花期は6〜8月。北海道夕張岳、戸蔦別岳、本州早池峰山に分布する。 〜徒然想〜 念願叶って早池峰山を訪れました。 この山の全山で見られるかと思いましたが、山頂付近でようやくこの花に出逢うことができました。数は多いものの、思いの外生育地は限られているようです。 最も、本州ではこの山だけと、北海道の一部の山だけにみられる珍しい花です。生育地が限られるのは納得できます。 比較的早くから咲き始めていたようで、既に終わりかけの花が見られ、一方で今が盛期の花も多くみられました。深い黄色はよく目立ち、ミヤマオダマキ、ミヤマシオガマ、ミヤクヤマブキショウマ、ナンブトラノオなど、他の花たちとのコントラストがきれいです。 −同じ科の植物− |
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2010.7.5 岩手県早池峰山 |
2010.7.5 岩手県早池峰山 | 2010.7.5 岩手県早池峰山 ミヤマヤマブキショウマ、ミヤマシオガマ、ミヤマオダマキ |