ホトトギス

ユリ科 ホトトギス属

山地のやや湿ったところに生える多年草で、高さ0.4〜1メートル。茎には上向きの毛が密生する。葉は長楕円形〜披針形で、先は尖り、基部は茎を抱く。
花は葉腋に上向きに咲き、花被片は斜めに開く。花被片には紅紫色の斑点が多数あり、下部には黄色の斑紋がある。花期は8〜10月。北海道西南部〜九州に分布する。

〜徒然想〜

ホトトギス、ヤマホトトギス、ヤマジノホトトギスは暗い湿った山林で出逢うことが多く、斑紋が気色悪く、正直あまり好きになれません。そのせいか、撮影に身が入らず、ピンボケが多くなりました。
しかし、出逢いが多いのにアップされないのは、あまりにも気の毒です。鮎釣りで馴染んだ場所に咲いていたのを機会にアップすることにしました。

ヤマホトトギスは花被片の上半部が反り返り、斑点が少ない又は無いのが特徴。
ヤマジノホトトギスの花被片は平開するが、反り返ることは無い。
タイワンホトトギスはホトトギスに似るが、枝分かれが多い。
タマガワホトトギスはホトトギスに似た形と斑点をもつが、色が黄色。

−同じ科の植物−
2006.10.30 静岡県伊豆河津
2006.10.30 静岡県河津(画像にポインターをおいて下さい)
タマガワホトトギス (画像をクリック) ヤマジノホトトギス (画像をクリック)
ヤマホトトギス (画像をクリック) タイワンホトトギス (画像をクリック)
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