タマガワホトトギス

ユリ科 ホトトギス属

 
 

2004.7.10 長野県八千穂高原 


山地の沢沿いや湿った林下などに生える多年草で、草丈は40〜80センチ。葉は広楕円形で、先は急に尖り、基部は心形で茎を抱く。
花は茎頂と上部の葉腋に散房花序に付き、花被片は黄色で長さ2センチほど、内側には紫褐色の斑点がある。花期は7〜9月。本州〜九州に分布する。


〜徒然想〜

出逢ったホトトギスの仲間では、一番好きかも知れません。花は、ホトトギスの仲間としては早めに咲き出します。優しげな黄色い花に、噴水のように雌しべ雄しべを吹き上げます。夏の沢のせせらぎが聞こえるような、ひんやりとした山林の木陰で出逢えるのも好ましい。
タマガワの名は、関東人には東京都と神奈川県の境を流れる多摩川を思い浮かべさせますが、京都府井出の玉川に由来するとのことです。2006年記 

その後、各地でこの花を見る機会があったものの、撮影はスキップしていました。好きだったはずなのに・・・。
2017年、初心にかえってこの花を撮ってみました。  やはり、好きな花です。


−同じ科の植物−

2004.7.10 長野県八千穂高原(画像にポインターをおいて下さい)
2017.8.26 群馬県妙義山 2017.8.26 群馬県妙義山
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