エゾボウフウ

セリ科 エゾボウフウ属

深山の林下などに生える多年草で、高さは20〜70センチ。葉は三角形で2〜3回3出羽状複葉となり、小葉は切れ込み粗い鋸歯がある。小葉の先は細長く伸びる。
花は茎頂に複散形花序となり、白色の小さな花を多数付ける。総苞片や小総苞片はない。花期は6〜8月。本州中部以北〜北海道に分布する。

〜徒然想〜

ミヤマセンキュウを同定していて、似ている植物としてこの名がみつかりました。総苞片が無いことでミヤマセンキュウと区別できますが、葉はよく似ています。
エゾの名が付きますが、この花との最初の出逢いは北岳と八ヶ岳でした。

礼文島のエゾボウフウは林縁の草陰、湿った場所でよく見られました。背丈は20〜30センチほどで、小さな弱々しい個体が多かったです。
ミヤマセンキュウ、カラフトニンジンシラネニンジンなどと似ており、それぞれ同定に確信が持てないものが多いです。

−同じ科の植物−

2006.9.9 山梨県北岳
   2006.7.15 長野県八ヶ岳(画像にポインターをおいて下さい)  
 2018.7.12 北海道    2018.7.12 北海道
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