山地の林下などに生える落葉低木で、高さは２〜３メートル。葉は対生し、披針形〜広披針形で、先は尖る。
花は枝先に散房花序を出し、白色の両性花と装飾花を付ける。装飾花の萼片は３〜４個で、卵形〜卵円形。花期は７〜８月。静岡県に分布する。

〜徒然想〜

ナツノタムラソウを探しに箱根の山を歩き回りましたが、みつかりませんでした。割とお気に入りの場所で、ここならばあるのではと広く歩いたのですが、残念でした。
代わりにシロバナウツボグサやコキンバイザサなど、思いがけない花がみつかり、お気に入りの場所としては変わりがありません。
がっかりして戻ってきた道でみつけたのがこの花で、装飾花が３弁なので撮り始めましたが、４弁もありました。
ヤマアジサイの変種で、葉の長さが１０センチ以下で細いのが特徴です。図鑑等には甘味が強いとされていますが、口にはしませんでした。

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