シロモジ

クスノキ科 クロモジ属

 
2013.4.20 長野県   2014.4.12 長野県

山地に生える落葉小高木で、高さは4〜6メートル。雌雄異株。葉は互生し、三角状広倒卵形、全縁、普通先が3中裂するが、3裂しないものもある。葉表は3脈が目立ち、葉裏は粉白色を帯びる。
花は葉が開く前に開花するのが普通。雄花は黄色で直径7ミリほど、雌花はやや小さい。花期は3〜4月。長野県、静岡県以西、四国、九州に分布する。


〜徒然想〜

林道の谷側にコウヤミズキが20メートルほど続き、その中にシロモジが紛れていました。
アブラチャンかと思いましたが、葉が展開していました。特徴的な葉です。三指の手が開いたような形で、3脈が目立ちます。
花はダンコウバイやアブラチャンによく似ています。もし葉が展開していなかったら、アブラチャンと区別できていないでしょう。
幹に黒い斑点を持つクロモジに対して、幹が白っぽいことからシロモジの名があります。ともに香りがありますが、シロモジは楊枝に使われることは無いようです(皮がもろいため)。

−同じ科の植物−
   2014.4.12 長野県  
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