アブラチャン |
クスノキ科 クロモジ属 |
2007.4.1 東京都裏高尾 | 2005.4.7 東京都奥多摩川苔山 |
山地の中腹や山すその広葉樹林帯のやや湿ったところに生える。落葉低木で、高さ5メートルほどになる。葉は互生し、卵状楕円形〜楕円形、先は尖り、全縁。 雌雄別株で、葉の展開前に淡黄色の小さな花を3〜5個付ける。花序には柄があり、 花被片は淡黄色でやや透明感があり、広楕円形で6枚、長さ2ミリほど。雄花は雌花よりもやや大きい。花期は3〜4月。本州〜九州に分布する。 〜徒然想〜 山に入ると、鮮やかな黄色でいつも春を感じさせてくれます。 今日も林道の崖下に一本、葉のない木々の間でひと際目立っていました。ガードレールでカメラを固定し、ファインダーから春を覗きました。 裏高尾でこの花を見るのは初めてで、いつになく新鮮に春を感じました。いつも通る道なのに気づきませんでした。なぜこんな目立つ花に気づかなかったのか、不思議な気持ちでの撮影になりました。 写真の出来は、・・・・・・まあまあというところです。 似た花にダンコウバイがありますが、ダンコウバイは花序に柄がないのに対し、アブラチャンは柄があることで見分けられます。 アブラチャンの名は、樹皮などに油をよく含むことから由来します。チャンはコールタールやピッチの総称です。強靭なため、カンジキなどの材料に使われました。 −同じ科の植物− |
2007.4.1 東京都裏高尾 |
2019.3.26 東京都裏高尾 | 2019.3.26 東京都裏高尾 雄花 |
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2007.4.28 伊豆天城 | 2007.4.28 伊豆天城 雌花? 花柱が見える |
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2009.4.11 岐阜県 | 2009.4.11 岐阜県 葉を見る機会は少ないです |
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