マルバネコノメソウ

ユキノシタ科 ネコノメソウ属

山地の沢沿いなどの湿った場所に生える2年草または多年草で、高さは7〜15センチ。茎には開出毛がある。葉は対生する。
萼裂片は緑色で平開する。雄しべは8個で、葯は濃黄色。花期は5〜6月。本州近畿以北〜北海道に分布する。

〜徒然想〜

北国に多い種ということで、いずれ撮影に出かける予定でいましたが、イナヒロハテンナンショウを探したときに途中でみつけました。
その後、カミコウチテンナンショウアシウテンナンショウを探したときにもみかけ、テンナンショウと縁が深い植物になってしまいました。

葯が黄色で、苞や葉が丸いこと、茎に開出毛があるなどが特徴ですが、開出毛はまばらでした。
全体的には苞などが黄色に染まるところがなく、地味な感じです。
別名にクモノスネコノメの名があります。花後に多数の細い走出枝を出すことによるのでしょうか。

−同じ科の植物−
2012.5.12 長野県(画像にポインターをおいてください)
 2012.5.26 長野県    2012.5.12 長野県
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