コツクバネウツギ

スイカズラ科 ツクバネウツギ属

日当たりのいい丘陵や山地の雑木林などで見られる落葉低木で、高さは2メートルほどになる。葉は対生し、卵形〜狭楕円形、不揃いな鋸歯があるか又は全縁。両面とも有毛。
新枝の先に1〜7個の花を付ける。花は黄白色、黄色、時に淡紅色を帯びる。花冠は細長い漏斗状で、長さ1〜2センチ、下唇の内面には橙色の網状紋がある。萼片は2〜4枚。花期は5〜6月。本州中部地方以西、四国、九州に分布する。

〜徒然想〜

コツクバネウツギは、ツクバネウツギと花の形や色具合が似ています。花の中の橙色の網模様も同じです。
決定的に違うのはその大きさで、長さが1〜2センチほどしかありません。可愛い子供といったところでしょうか。
また、ツクバネウツギは蕚片が5個なのに対し、コツクバネウツギは2〜3個しかありません。

カキノハグサが咲く森を抜けた、明るい尾根道に、ガンピと並んで花を付けていました。

−同じ科の植物−
2009.5.31 静岡県
 2009.5.31 静岡県    2009.5.31 静岡県
 2019.5.2 山口県
葉は毛が多い
   2019.5.2 山口県
花弁、萼にも毛がある
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