ホソバトウキ

セリ科 シシウド属

高山帯の蛇紋岩地に生える多年草で、高さは20〜50センチ。茎は紫色を帯びる。葉は3回3出羽状複葉で、葉柄の基部は鞘状になる。小葉は線形で先が尖り、質は硬く、光沢がある。
花は枝先に複散形花序となり、白色で小さな花を多数付ける。小総苞片は糸状。花期は7〜8月。北海道夕張、日高山地に分布する。

〜徒然想〜

今回のアポイ岳訪問にあたって出逢いを楽しみにしていた植物の一つです。蛇紋岩地に固有な植物ということが、そんな想いにさせたのでしょう。
稜線に出ると、楽しみにしていた花が次々と見られるようになってきました。アポイマンテマアポイハハコアポイアザミ等々・・・。ホソバトウキも、最初にみつけたのは蕾で花期には早かったかと一時はがっかりしましたが、次第に盛期の花を付けているものが見られるようになってきてホッとしたものです。
蛇紋岩の岩肌を背景に固有の花を撮る〜現地に来なければできない幸せです。

−同じ科の植物−
2012.7.22 北海道アポイ岳
 2012.7.22 北海道アポイ岳   2012.7.22 北海道アポイ岳 
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2015.7.7 北海道 2015.7.7 北海道
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