イズアサツキ/モモイロイズアサツキ |
ユリ科 ネギ属 |
2013.7.3 静岡県 | 2013.7.3 静岡県 |
アサツキの海岸型変種。海岸の礫地、岩場などに生える多年草で、高さは30〜50センチ。葉は線形中空。アサツキに似ているが、全体に小型で、花茎が葉束の横に離れて出ることがある。 花は白色又は淡紅紫色。花期は6〜7月。伊豆〜三浦半島に分布する。 〜徒然想〜 イズアサツキは白花が基本種となっており、淡紅紫色のものはモモイロイズアサツキと呼ばれています。 情報を得て伊豆半島の観察地に向かうと、思いのほか容易にこの花の群生地に出逢うことができました。何度もこの地を訪れていますが、ここにこんな希少種が生えていることは知りませんでした。 高台の岩場に立ち、しばし景色に浸ります。空は青く、波は静かです。カヌーの集団が眼下を横切り、大型の貨物船がゆっくりと沖を右から左に移動しています。岩場にはスカシユリがまばらに見られ、ハマナデシコの大株が目立ちます。 一帯はモイロイズアサツキがほとんどです。一部に白花のイズアサツキが固まって咲いていました。この花は海や島を背景にした画像が似合いますが、生育場所が特定できそうな景観なので、掲載することは断念しました。 −同じ科の植物− |
2013.7.3 静岡県 |