エビラフジ

マメ科 ソラマメ属

山地の林縁、林内、渓流沿いなどに生える多年草で、茎は直立又は斜上し、草丈80〜100センチ。葉はほば対生し、8〜12個の小葉がある。小葉は披針形〜狭卵形で、先は尖る。
花は葉腋から出た総状花序に紅紫色〜青紫色の花を多数付ける。花期は6〜9月。東北〜近畿地方の日本海側に分布する。

〜徒然想〜

姫川源流に隣接する親海湿原は「およみ湿原」と呼び、白馬方面の観光客が立ち寄る散策路として知られています。
白馬岳に登る前日は、この周辺を少し歩いてみることにしました。7月にみられたクサレダマドクセリミツガシワはすっかり消え、サワギキョウミソハギなどが目立ちます。
エビラフジは周辺の林縁でみることができました。つる性植物のように茎は倒れ、時にまばらに、時に塊になって花を付けています。紅紫色や青紫色が入り交じり、正直、あまりきれいとは言えません。でも、これも事前にチェックして、見たかった植物です。1種ゲットでほっとします。

−同じ科の植物−
2011.8.16 長野県
2011.8.16 長野県 2011.8.16 長野県