シラタマノキ

ツツジ科 シラタマノキ属

 
2003.10.7 長野県硫黄岳
赤い実はコケモモ
  2006.7.7 長野県八ヶ岳
 


別名シロモノ。
当たりのいい岩地、礫地などに生える常緑小低木で、高さは10〜20センチ。茎は地を這い、上部は斜上する。葉は互生し、楕円形で、先は円く、低い鋸歯がある。質は革質、裏面は白く無毛。
花は上部の葉腋や枝先から出る花序に2〜6個下向きに付ける。花冠は白色、緑色を帯び、壺形で長さ直径6ミリほど。萼は広卵形。果実は白色で丸く、直径1センチほど。花期は7〜8月。北海道〜本州中部地方以北、大山に分布する。

〜徒然想〜

この植物との出逢いは、花よりも実が先です。八ヶ岳の秋に出掛けると、必ずといっていいほど出逢えるのがこの実とコケモモの実です。白と赤〜いい巡り合わせです。
コケモモよりも一回り大きく、マシュマロのような感触の肌に、花にも似た心の和らぎを覚えます。つぶすとサロメチールのような匂いがするようで、一層やわらぎを想うかもしれません。

そういえば、HPに花の写真がありません。撮っているはずなのに、画像のストックから行方不明です。何とかストックから探し出して、本項を全面的に修正しました。

赤い実を付けるアカモノに対し、シロモノの別名があります。

−同じ科の植物−


 
 
   2002.9.21.長野県天狗岳  
2023.8.26 長野県 2002.8.13 長野県北八ヶ岳
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery