別名シロモノ。
当たりのいい岩地、礫地などに生える常緑小低木で、高さは10〜20センチ。茎は地を這い、上部は斜上する。葉は互生し、楕円形で、先は円く、低い鋸歯がある。質は革質、裏面は白く無毛。
花は上部の葉腋や枝先から出る花序に2〜6個下向きに付ける。花冠は白色、緑色を帯び、壺形で長さ直径6ミリほど。萼は広卵形。果実は白色で丸く、直径1センチほど。花期は7〜8月。北海道〜本州中部地方以北、大山に分布する。
〜徒然想〜
この植物との出逢いは、花よりも実が先です。八ヶ岳の秋に出掛けると、必ずといっていいほど出逢えるのがこの実とコケモモの実です。白と赤〜いい巡り合わせです。
コケモモよりも一回り大きく、マシュマロのような感触の肌に、花にも似た心の和らぎを覚えます。つぶすとサロメチールのような匂いがするようで、一層やわらぎを想うかもしれません。
そういえば、HPに花の写真がありません。撮っているはずなのに、画像のストックから行方不明です。何とかストックから探し出して、本項を全面的に修正しました。
赤い実を付けるアカモノに対し、シロモノの別名があります。
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