オサバグサ

ケシ科 オサバグサ属

 
2004.6.15 長野県硫黄岳   2005.6.25 長野県蝶ヶ岳


亜高山帯の林下などに生える多年草で、高さは15〜25センチ。葉は深緑色で、広倒披針形、羽状に全裂する。裂片は線状長楕円形で、先は丸い。
花は花茎の先に総状花序となり、疎らに花を付ける。花弁は4個、白色で長さ5ミリほど、下向きに斜開する。果実(刮ハ)は扁球形で2裂し、2個の楕円体の種子が入る。花期は6〜8月。本州中部地方以北に分布する。

〜徒然想〜

常念岳から蝶ヶ岳登山の2日目は、蝶ヶ岳ヒュッテで疲れを癒やし、ゆったりとした下山のみの道です。
サンカヨウオオサクラソウキヌガサソウなどを観察しながら下ります。
そこで出逢ったのがこの花の群生で、林床一面が、白い花で覆われています。見事です。足を止め、しばし見とれます。
花の白さとは対照的に、葉は濃い緑で、くし形に裂け、シダの葉のようです。

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  2005.6.25 長野県蝶ヶ岳   
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