オカタツナミソウ

シソ科 タツナミソウ属

山地や丘陵地の草地や林縁などに生える多年草で、高さは10〜50センチ。茎は下向きの毛が密にあり、葉は広卵形〜三角状卵形で、上部の葉ほど大きい。先は鈍く、粗い鋸歯がある。
花は茎の先にまとまって付き、淡紫色の唇形花。花期は5〜6月。本州、四国に分布する。

〜徒然想〜

タツナミソウの仲間は、花の観察を始めた初期の頃はその違いが分からなくて苦労しました。
年を重ね、いろいろなこの仲間を見るにつれ、少しずつ違いが分かってきたように思えます。
コバノタツナミソウは、確かに葉が小さく毛深い感じです。
オカタツナミソウは上部の葉が一番大きく、花がまとまって付くので分かり易いと思えるようになりました。
とはいえ、典型的なものばかりでないので、未だに難しいことに変わりはありません。伊吹山のものも、ちょっと?です。
愛知県でようやく典型的なものを見た気がします。


−同じ科の植物−

2008.6.1 東京都高尾山
 タツナミソウ? 2009.6.13 滋賀県伊吹山    2009.7.19  山梨県
 2016.5.25 東京都高尾山    2011.5.14  愛知県
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