ミヤマダイモンジソウ

ユキノシタ科 ユキノシタ属

高山帯の岩場に生える多年草で、高さは20センチほど。葉は根元に束生し、掌状で浅〜中裂する。葉や茎にはほとんど毛が無い。
花は白色5弁で、下の2枚が長い。花期は7〜8月。

〜徒然想〜

その細い体を高山の厳しい風から守るかのように、尾根の岩陰にひっそりと咲く。つましい!
低山に咲くダイモンジソウを全体的に小さくした姿で、花だけでは区別がつかない。多少ミヤマダイモンジソウの上の三枚が丸みがあるように思えるが、たまたまでしょうか。
決定的な違いは、ダイモンジソウは葉に毛が多いということです。

黄色い花盤に囲まれて2つに分かれた雌しべが角のように見え面白い。雄しべの葯は紫色。
ユキノシタと違って、上の三枚の花弁に赤い斑がない。
葉、茎、花茎に毛が多いイズノシマダイモンジソウがある。

−同じ科の植物−

2005.8.8 長野県八ヶ岳
  2004.7.24 長野県八ヶ岳   

ダイモンジソウ
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ユキノシタ
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